日本ではお祝い事に対して縁起を担ぐものです。
せっかくのお祝い事にケチがつくことがないようにするための気遣いですよね。
今の若い人はあまり気にしないかもしれませんが、出産祝いのように家族の行事の場合には気にする人が中にいるかもしれませんし、縁起が悪いと言われているものは避けるようにしましょう。
相手にも失礼になります。
せっかくの「子どもの誕生」というビッグイベントの時に、そのようなトラブルでもめたりするのも嫌ですよね。
良い思い出が残るように、また、悪い思い出にならないようにするためにも、縁起の悪いものは避けましょう。

みなさんは、縁起の悪いものというとどんなものが思い浮かびますか?
日本にはさまざまな「縁起にまつわるもの」がありますので、知らないとなかなかこれを避けるというのは難しいですよね。
もちろん、知らなかったから、とか、わざとやったわけではない、ということであっても、縁起が悪いという事実は覆せませんから、相手への心象が悪くならないように注意することが必要です。

日本にはさまざまな「縁起にまつわるもの」がありますが、一般的に広く認知されているのは「忌み数」と呼ばれるものでしょうか。
忌み数というのはその名前の通り、忌むべきことに結びつく数のことを言います。
たとえば、代表的な4や9はみなさんもご存知なのではないでしょうか。
4や9は、部屋番号でも飛ばしたり、駐車場でもその番号がなかったりしますよね。
42(死に)や49(重ねて縁起が悪い)などはさまざまなシーンで避けられている番号でもあります。

ほかにも、お見舞いには「鉢植え」は「寝付く」ので贈ってはいけないという習わしがあったり、白いハンカチが弔事でご遺体にかぶせる布を連想するため縁起が悪いと言われていたり……、さまざまなシーンでこのような「縁起にまつわるもの」があります。

出産祝いでも、せっかく贈ろうとしたものが縁起の悪いものだったりしたら困りますよね。
お祝いを選ぶ際には、このようなことも気をつけるのがマナーのひとつといえます。